韓国の香水ブランドは、K-POPや韓国ドラマの影響もあり近年急速に注目を集めています。おしゃれなデザインやトレンド感のある香りが魅力ですが、日本ではまだ情報が少なく「どのブランドがおすすめ?」「どこで買えるの?」と迷う人も多いはず。そこで本記事では、今注目の韓国フレグランスブランドを紹介しつつ、日本での購入方法と注意点をわかりやすく解説します。
韓国フレグランスが注目される理由
ここ数年で韓国フレグランスは一気に存在感を高め、SNSや雑誌でも頻繁に取り上げられるようになっています。その背景には、韓国カルチャーの世界的な人気と、香水そのものの楽しみ方の変化が大きく関わっています。
韓国カルチャーと香水人気の高まり
K-POPや韓国ドラマのブームにより、アイドルや俳優が愛用する香水が注目され、「あの人と同じ香りを纏いたい!」という気持ちからフレグランスに関心を持つ人が増えています。韓国のアーティストは香りにこだわる人が多く、インタビューやSNSで紹介されたアイテムが即完売するのも珍しくありません。
デザイン性・価格帯・トレンド感の魅力
韓国フレグランスは「おしゃれなボトルデザイン」「1万円以下の手に取りやすい価格帯」「シーンや気分で選びやすい軽やかな香り」が特徴です。日本ブランドが長く安定した香りを追求する傾向にあるのに対して、韓国ブランドは“ファッション感覚で楽しめる香水”という位置づけが強く、まさに今の世代のライフスタイルにマッチしています。
日本ブランドとの違い
日本の香水は「控えめで清潔感のある香り」が主流なのに対し、韓国フレグランスは「大胆さとトレンド感」が魅力。個性的でユニークなブレンドや、アート作品のようなパッケージが多く、インテリアとして飾る楽しみ方も広がっています。「香り=自己表現」と捉える韓国ならではの感覚が、世界中の若い世代に響いているのです。
注目の韓国フレグランスブランド図鑑
韓国には、ここ数年で一気に話題になった新進気鋭のフレグランスブランドがたくさん登場しています。ここでは、日本でもファンが増えている代表的なブランドをピックアップして紹介します。どのブランドも「香り」だけでなく「ボトルデザイン」や「ブランドストーリー」に個性があるので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
Tamburins(タンバリンズ)
韓国を代表するフレグランスブランドといえば「Tamburins」。BLACKPINKのジェニがミューズを務めたことで一躍注目を集めました。ボトルはまるでオブジェのようにモダンで、部屋に置いてもインテリアとして映えるのが魅力。香りはユニセックスで使いやすく、フローラルやウッディなどトレンド感のあるラインナップが揃っています。
代表的な香り
- CHAMO(カモ):カモミールをベースに、柔らかさと都会的な洗練を感じる人気No.1
NONFICTION(ノンフィクション)
ミニマルで洗練された世界観が人気の「NONFICTION」。パッケージはシンプルながら上質感があり、“飾る香水”としても映えます。香りはナチュラルさと深みを兼ね備えていて、落ち着いた大人っぽさを演出したい人にぴったり。ソウルのセレクトショップでも必ずといっていいほど取り扱われる、今まさに旬のブランドです。
代表的な香り
- SANTAL CREAM:サンダルウッドが主役。クリーミーで温かみのある香り
W.DRESSROOM(ダブルドレスルーム)
手軽に使えるルーム&ファブリックスプレーで大人気の「W.DRESSROOM」。特にNo.97「April Cotton」は“韓国の国民的フレグランス”とも呼ばれるほど大ヒット。服や部屋にシュッとひと吹きするだけで清潔感のある香りが広がり、学生から社会人まで幅広く支持されています。香水初心者の入門にもおすすめ。
代表的な香り
- No.97 APRIL COTTON:石けんを思わせる清潔感No.1の定番
Granhand(グランハンド)
ソウル発のインディーズ系ブランドで、“自分だけの香り”を大切にするスタンスが特徴。ハンドメイド感のあるボトルやラベル、限定感のある香り展開が魅力で、知る人ぞ知るブランドとして人気を集めています。韓国旅行のお土産としても喜ばれる存在。
代表的な香り
- Marine Orchid Multi Perfume:潮風を思わせる、透明感のあるアクアティック系
日本での買い方ガイド
韓国フレグランスは魅力的だけど、「日本ではどこで買えるの?」という声もよく耳にします。実はここ数年で購入ルートが増えており、公式ストアからECモールまでさまざま。ここでは代表的な買い方を紹介します。
公式オンラインストア・海外通販
人気ブランドの多くは公式オンラインストアを持っています。TamburinsやNONFICTIONなどはグローバル配送に対応していることもあり、日本から直接オーダー可能。ただし送料や関税がかかる場合があるので要チェックです。
日本国内セレクトショップ
東京・大阪を中心に、一部のセレクトショップや百貨店で韓国ブランドを取り扱うケースが増えています。表参道や新宿のビューティー系ショップでは、TamburinsやNONFICTIONを見かけることも。実際にテスターで香りを試せるのが大きなメリットです。
ECモール(Amazon・楽天・Qoo10など)
気軽に利用できるのがAmazonや楽天、Qoo10といったECモール。特にQoo10は韓国ブランドの取り扱いが豊富で、セール時期には公式販売店が出店することもあります。ただし並行輸入品も多いため、販売元の信頼性は必ず確認を。
渡韓して現地で購入
韓国旅行の際に現地ショップで買うのもおすすめ。ソウルにはTamburinsのフラッグシップストアやGranhandの工房型ショップなど、ブランドの世界観を体験できる店舗があります。価格も日本で買うより安いことが多く、限定アイテムを手に入れられるのも魅力です。
購入時の注意点
韓国フレグランスは日本でも人気が高まっていますが、購入の際にはいくつか注意したいポイントがあります。せっかくのお気に入りを手に入れるなら、トラブルを避けて安心して楽しみたいですよね。
偽物・並行輸入品のリスク
ECモールやフリマアプリでは、正規品と見分けがつきにくい偽物が出回っていることもあります。価格が極端に安すぎるものや、パッケージに違和感がある商品には注意が必要です。購入する際は「公式ストア」「正規代理店」「評価の高いショップ」を選ぶのが安心。
価格の違い(韓国現地 vs 日本)
韓国で買うと日本よりも安く手に入るケースが多いです。ただし日本で購入すると送料や関税の心配がなく、すぐに手元に届くメリットがあります。現地価格と日本での販売価格を比べて、自分に合った買い方を選びましょう。
香水の輸入規制と送料問題
香水はアルコールを含むため、国際配送では「航空便で送れない」「追加料金がかかる」といった制限が発生することがあります。特に個人輸入の場合は、配送業者や購入サイトのルールを事前に確認しておくことが大切です。
テスターを試せる場所の少なさ
日本では韓国ブランドのテスターを置いている店舗がまだ限られています。ネットで購入する場合は“香りを試せない”ことを前提に選ぶ必要があります。SNSやレビューを参考にしたり、ミニサイズやディスカバリーセットから始めるのがおすすめです。
まとめ
韓国フレグランスは、ここ数年で一気に世界中の注目を集めています。
TamburinsやNONFICTIONといったブランドは、香りだけでなくアートのようなデザインやユニークな世界観が魅力。SNSで話題になった香りは即完売するなど、その勢いはまだまだ続きそうです。
日本での購入方法は、公式オンラインストアやセレクトショップ、ECモール、さらには韓国旅行の際に現地で手に入れるといった選択肢があります。ただし、偽物や輸入規制などのリスクもあるので「信頼できる販売元から購入する」ことが大切です。
香水はファッションと同じく、自分らしさを表現できるアイテム。韓国フレグランスなら、トレンド感を取り入れつつ、新しい自分に出会えるかもしれません。気になるブランドや香りがあれば、まずは小さなサイズから試してみるのがおすすめです。